糖尿病・老化の原因と言われていますが・・・
活性酸素に抗がん作用
樹皮成分から新物質 副作用も少ない
フラノナフトキノンにはガン細胞だけ選択して退治する働きがある-正常細胞に影響を及ぼさず、ガン細胞だけを選択して死滅させていく全く新たな抗がん作用として登場して以来、副作用のないガン治療法として待ちわびる人々から熱い期待を寄せられてきた「フラノナフトキノン」。
今回、「フラノナフトキノン」発見第一人者である金沢医科大学の教授らの研究グループが、選択性抗がん作用のメカニズムを公表した。(平成9年2月19日付 産経新聞)
樹皮成分でがん破壊
動物実験 約60%増殖防ぐ
平成9年3月7日付の北國新聞は、金沢医科大学の教授らの研究グループが南米植物の樹皮成分を基に独自に化学合成した抗がん物質「FNQ3」の動物実験の結果を報じた。
同紙によると、人間の3種類のガン細胞(子宮頸がん・肺腺がん・喉頭がん)をラットに植えつけ、「FNQ3」を2週間与え続ける実験を行ったところ、56~65%の範囲でガン細胞の増殖を抑えられたというもの。
南米産樹皮から生成の化学物質
C型肝炎 治療に道
優れた難病予防をもつ南米産植物樹皮成分FNQ(フラノナフトキノン)の選択性抗がん作用の研究で知られる金沢医科大学の教授らの研究グループが、このたび同大学での分子ウイルス学のグループとFNQの抗ウイルス作用について共同研究を行い、研究成果を平成10年1月19日付の北國新聞に発表した。
これまでの抗がん作用については詳細な研究が行われてきたが、今回の共同研究スタートを機に、FNQの抗ウイルス作用の解明と、ウイルス病の新たな治療技術の躍進に期待したい。